どうも元特別区職員のあっこです!!
↓あっこはこんな人
毎年、6月の上旬〜中旬にかけておこなわれる国税専門官の一次試験。
一次試験に合格すると二次試験である面接試験、
そして最終合格後の採用面接が行われます。
この記事では実際に東京国税局から内定をいただいた私・あっこが
二次試験の面接及び最終合格後の採用面接の、
●知らないとやばいこと
●ぶっちゃけ話
について体験談をもとに紹介していきます!
※あっこは元公務員としてYouTubeで
✔️公務員合格アドバイス
✔️公務員の有給、残業事情など公務員のアレコレ
など特別区志望者に役立つ情報を発信しています。
YouTubeチャンネルはこちらから
<この記事はこんな方にオススメ> |
◯国税専門官を目指している方 ◯国税の二次試験&採用面接の形式や内容を知りたい方 ◯国税のぶっちゃけ話を知りたい方 |
二次試験(面接試験)について【国税専門官(公務員)】
一次試験の合格者には二次試験の日程が
記載してある資料が郵送で送られてきます。
そこには面接カードも入っており、二次試験の面接までに記入します。
二次試験は一次試験の合格発表日から2〜3週間後に行われます。
国税専門官の過去問はこちら↓
二次試験の面接形式【国税専門官(公務員)】
国税専門官の二次試験の面接形式は
◯面接官3人、受験者1人
の個別面接形式で行われます。
面接官3人のうち2人は人事院、1人は国税局職員と言われています。
面接時間、質問内容【国税専門官(公務員)】
面接時間は15分〜20分とそこまで長くありません。
他の公務員試験に比べても短いです。
しかし、短いということは限られた時間で
自分の魅力を伝えなければならないということでもあります。
また、これは面接官に寄りますが、
私のブースでは面接が始まってすぐに
「自己PRを1分ほどでお願いします」
と言われました。
そのため、
◯自分の長所・強み
◯国税専門官を志望した理由
◯自分の強みを活かして国税専門官としてどのような仕事をしたいか
などをまとめて、1分ほどで話せるようにしておきましょう。
また、面接は面接カードに沿って行われます。
面接カードに書いた内容について細かく聞かれることが
あるのでしっかり話せるようにしておきましょう。
国税専門官の面接は、
仕事内容より受験者の人柄や今までの経験について深掘りしてくることが多い
と言われています。
実際に私の面接も、仕事内容は最初の自己PR以外1回も話さず、
人柄や学生時代の経験について話していたら終わりました。
参考までに面接で私が聞かれた質問とその回答について紹介します。
Q. 自己PRを1分ほどでお願いします。 |
以上、全てではありませんが私が面接で聞かれた質問になります。
上記のことから分かる通り、
志望動機というよりは受験者自身についての質問が大半でした。
<Check Point> |
面接の雰囲気【国税専門官二次試験】
面接の雰囲気はとても和やかでした。
私は国税の前に特別区の面接を受けましたが、
それと比べると段違いなほど穏やかでした。
しかしこれは、二次試験の会場によるとも言われています。
国税専門官は試験の申し込みの時、
一次試験と二次試験の会場区分を別々にすることができますが、私は
一次試験:東京国税局
二次試験:関東信越国税局
としていました。
一次と二次の会場を分けたのは理由があり、
東京国税局の二次試験は面接官がやや厳しいと聞いていたからです。
両方受けていないため、比べることはできませんが、
実際に二次試験の会場は和やかで待ち時間に受験者と話せたり、
国税局職員が話しかけてくれたりしました。
職員がとても気さくな方で、そのおかげで緊張がほぐれたのは今でも記憶に残っています。
面接も面接官3人がとても気さくな方だったおかげで全く緊張せず、
終始笑顔でいることができました。
ただ、同じ面接官でも受験者によって態度を変えるようで、
受験者の受け答えを見て態度を変えているのだと思われます。
国税局職員は、高圧的な納税者に対しても毅然とした態度
が求められます。もしかしたら、面接でその点が試されているのかもしれません。
面接官が高圧的な態度できても、
動揺せずに笑顔で対応すればプラスの評価になるので最後まで頑張りましょう!
<Check Point> |
国税は足切りが厳しい【面接の評価方法】
国税の面接試験はA,B,C,D,Eの5段階で評価されます。
そして、国税の二次試験は
評価がD以下だと足切りで不合格
になってしまいます。
これは他の公務員試験の面接と比べてもややシビアかもしれません。
しかし、よほどのことがない限りD以下の評価が来ることはないので
いつも通りの自分で面接に臨むことが大切です。
<Check Point> |
二次試験は面接だけではない!?適性検査【国税専門官】
国税専門官の二次試験は面接の他に適性検査が行われます。
面接と適性検査は同時日に行われます。
適性検査は自分の性格についてマークシート式で答える+尿検査などの身体検査
がありますが、これと言った対策は必要ありません。
マークシートはありのまま答えれば大丈夫です。
以下に質問の一部を紹介します。
◯気分が変わりやすいか ◯自分は完璧主義あると思うか ◯人前で話すのが苦でないか |
採用面接について【国税専門官】
国税専門官の採用面接は、例えば東京国税局では
最終合格発表日の1日後や年によっては
最終合格発表日に採用面接が行われます。
東京国税局は朝9時に最終合格発表があり、
その日10時から採用面接が行われます。
そのため、東京国税局は合格しているかわからない状態でも
とりあえず採用面接会場付近まで行家内とならない場合があります。
<Check Point> |
最終合格発表前に国税から電話が来る!?【国税専門官 採用面接】
国税専門官は、
面接の評価が優秀だった人に対して最終合格発表前に国税局から電話が来る
ことがあります。
運良く私にも最終合格発表1日までに電話が来て
「もし最終合格していたら、ぜひとも採用面接に来てください」
という連絡をいただきました。
いわゆる「囲い込み」というものです。
この電話が来た時最終合格したなと謎に確信が生まれました。
電話が来た人は余程のことがない限り最終合格できているので自信を持ちましょう!
<Check Point> |
会場に到着すると併願先を書かされる【国税専門官 採用面接】
会場に着くと来た順に待合室で座ることになります。
そこで職員から併願先を書く紙を配られ
「今まで受験した受験先を、落ちたところも含めてすべて書いてください。
ここに虚偽の記載がある、または内定後に記載のない受験先に就職する
ようなことがあれば、受験先に連絡等することもあります。」
と言われます。
怖いですよね。。。
国税専門官は採用された方の多くが内定辞退をすることが多いと言われているため、
国税局側も少しでも内定辞退者を減らすために囲い込みを行っているのだと思います。
そのとき私は
「これは正直に書いたら採用面接時にその自治体の内定を辞退しろと言われるな」
と思いました。
当時、私は第一志望である特別区が最終合格まで行っていましたが、
まだどこの区からも内定をもらっていなかったため、
万が一特別区で採用漏れになった場合を考え、
国税からは内定を持って帰りたいと思っておりました。
そこで私が取った行動が
『すべての併願先が一次、二次で落ちていると虚偽の記載をした!!』
怖いことを言われ、周りが併願先をしっかり書いている中、私は嘘の記載をしました。
『虚偽の報告しても法を犯しているわけではないからどうにかなるだろ』
と考えていました。
※万が一上記のような行動を行う際はご自身の責任でおこなってください
後に書きますが、この虚偽の記載のおかげでその日に採用していただきました。
(後から辞退したわけですが、、、)
<Check Point> |
採用面接(1回目)【国税専門官 採用面接】
併願先の記入が終わると順番に面接会場に連れて行かれます。
採用面接はほとんどの人が2回行われます。
待機中は周りの面接の声がよく聞こえてきます。
聞こえてきた限りでは
◯意向確認
◯併願先について
◯地方に飛ばされてても大丈夫か
といったような軽い質問で10分しないくらいで終わっていました。
しかしある1つのブースでは、面接官が2人おり、
二次試験の面接のようなしっかりした面接が行われていました。
そこのブースには当たりたくないと思っていました。
運良く当たりませんでした。
ようやく1回目の面接が行われます。
私のブースは面接官が女性一人だけで5分ほどで終わりました。
質問内容も質問というよりは確認といったような感じでした。
『二次試験の面接官からは「明るくて体力がある」と記載があったが見たところその通りですね^-^』
といったような和やかな面接でした(笑)
採用面接のブースは完全にランダムで、ただの意向確認をするブースもあれば
二次試験のような面接をするブースもあるので、
面接をするブースに当たっても大丈夫なように準備をしていきましょう。
採用面接(2回目)【国税専門官 採用面接】
1回目の採用面接が終わるとまた待機することになります。
またもや面接の声がまる聞こえで、
2回目の面接は以下の2パターンのうちどちらか1つ聞かれていました。
パターン①
『あなたを採用したいと思っています。ただ、併願されいている○○市(県)を8月26日までに辞退していただき、その辞退の連絡をしたときの併願先の担当者名と部署の名前、電話番号も控え、辞退完了の連絡をしてください。○日をすぎると内々定は出せません。』
パターン②
「申し訳ありませんが、こちらとしては○○さんに本日、内々定を出すことはできません。また何かあったらこちらから連絡します。」
自分はどっちになるのだろうと思っていました。
そして自分の番へ
以下に実際のやりとりを紹介します。
面接官:あなたは他の併願先が全て落ち、今は国税しか残っていないという認識で間違い無いか あっこ:はい、その通りです(実際には特別区が最終合格済み) 面接官:わかりました。それでは本日内々定を出したいと思います。こちらの書類に捺印をお願いします。今日こちらの内々定を出すので他の自治体を受けることはないですね? あっこ:かしこまりました。おそらくないと思います (絶対ないとは言っていない) 面接官:わかりました。それでは内定者説明会の詳細にについては後日郵送いたします。 あっこ:ありがとうございます。 |
といったようなやりとりでした。
併願先を記入する際、どこの自治体も進んでいないと記載したことで
その日に内々定をいただくことができました。
おそらく本当のことを書いていたら内々定をいただけていなかったと思います。
<Check Point> |
内々定辞退【国税専門官】
国税から内々定をいただいた後、
特別区の第一志望の区からも内々定をいただくことができ、区に行くことを決めました。
そして、国税の内々定を辞退する連絡をしました。
その電話では
「どこの自治体に行くことになったのですか?」と聞かれ
特別区は二次試験で落ちていることになっているので特別区と言ってしまうと
矛盾が生まれる、と思いそこで思いついた自治体の名前を出しました。
電話はそれで終わり、改めて国税局と人事院に内々定自体の
理由を記載した書類を郵送し、終わりました。
最後に【国税専門官 二次試験&採用面接】
私の国税専門官の最終合格の順位は1700/2000位でしたが、
無事に内々定をいただくことができました。
内々定をいただいたにも関わらず辞退してしまったこと、
本当に申し訳なく思っております。
国税の二次面接・採用面接は今年もこのような感じになるかもしれません。
この記事が国税専門官の一次試験を突破した方、来年受験する方に
少しでも参考になればと思います。
それではまた!
こんな記事もあります↓
国税専門官は合格しやすい!?その理由を解説!
YouTubeにて公務員1年目の給料やボーナスを紹介しています!