どうも元特別区職員のあっこです!
特別区一類の採用試験は1次の筆記試験、
2次の特別区人事院による面接試験を
乗り越えると最終合格となりますが、
最終合格=内々定というわけではありません。
最終合格後に行われる区ごとの面接に合格して初めてその区から採用されることになります。
そのため、最終合格したからといって油断はできないのです!!
最終合格したからと言って気を抜いていると最悪の場合「無い内定」となってしまいます。。。
最終合格したのに無い内定なんて悲しすぎますよね?
そうならないために!!
この記事では実際に特別区から内々定をいただいた私・あっこが
区面接の傾向やその対策についてお伝えしていきます!
僕は元特別区職員としてYouTubeで
✔️特別区各区の魅力や課題
✔️特別区合格アドバイス
など特別区志望者に役立つ情報を発信しています。
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◯特別区が抱えている課題4つを元特別区職員が紹介
この記事はこんな方におすすめ |
●特別区の最終合格後について知りたい方 ●特別区採用面接の形式や対策について知りたい方 |
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区面接の形式は区によって違う!?【特別区採用面接】
区の面接は特別区人事委員会の面接とは異なり、
区によって
◯個人面接のみの区
◯グループ面接や集団討論を課す区
◯プレゼンテーションを行う区
など面接形式が様々です。
そのため、区から面接の連絡が来たらまずは
その区がどのような形式で面接を行うのか
を知る必要があります。
各区の面接の連絡後に確認するか、
予備校に通っている方であれば過去の情報が
保管してあるのでそちらを確認しましょう。
また、面接時期、面接カード、合格通知方法も区によって異なります。
面接での質問内容について【特別区採用面接】
区の採用面接では大きく分けて
①その区についての質問
②自分のことについて
③学生時代について
④前職について(社会人経験のある方のみ)
の4種類について聞かれます。
区に関する質問【区の採用面接その1】【特別区採用面接】
区の採用面接は二次試験の特別区人事委員の面接に
比べると、その区に焦点を当てた質問が多くなります。
特別区という枠ではなく、その区に関心があるのかどうかを
見極めるような質問をされます。
そのため、
◯なぜその区を志望するのか
◯自分が面接を受ける区の特徴や課題
◯その区でどんな仕事がしたいのか
などをあらかじめ考えた上で面接に臨むことが大切です。
【具体的な質問内容】 ● ◯区の志望動機 ● ◯区でやりたい仕事は何か ● ◯区の課題は何か ● ◯区の魅力は何か ● ◯区役所に来たことはあるか ● ◯区の気になる施策はあるか ● ◯区の提示が来てどう思ったか |
自分のことについて【区の採用面接その2】【特別区採用面接】
面接では、受験者が自分のことをどれだけ
わかっているのかについても聞かれます。
事前の面接カードに書かされることもあるので
自己分析を改めてしておきましょう。
【具体的な質問内容】 |
学生時代について【区の採用面接その3】【特別区採用面接】
特に新卒の方は、たいていの場合学生時代の
出来事について質問されます。
私も学生時代のサークルの出来事や
アルバイトについて質問されました。
また、学業のことについても聞かれますので
しっかり答えられるように準備をしておきましょう。
また、大学時代のことだけでなく中学・高校時代のこと
についても聞いてくることがあるので自分の学生時代の振り返っておきましょう。
【具体的な質問内容】 |
前職について【区の採用面接その4】【特別区採用面接】
新卒ではなく、一度社会人として前職を経験している方は
間違いなく前職のことについて聞かれます。
なぜ前職を辞めたのか、前職での立場や困難だったこと
について話せるように準備しておきましょう。
【具体的な質問内容】 |
プラスα その他、突拍子のない質問【区の採用面接その5】【特別区採用面接】
区の採用面接では、たまーにですが突拍子のない質問がされることがあります。
おそらく、答えの正しさを見るというよりは対応力を見ているのだと思われます。
そのような質問が来た場合、慌てて応えるのではなく、
一度冷静になって応えましょう。
また、上記の4種類の当てはまらないけれど
聞かれることについても以下にまとめておきます。
【具体的な質問内容】 |
これは私がされた質問ではないのですが、
予備校の過去の資料の中に書いてあった区の採用面接でされた質問の中に
『23区で一番いらないと思う区はどこだと思うか』
と質問をされた方もいるそうです、、、
こんな質問どう答えるのが正解なんでしょうね、、、^^;
と、中にはこのような質問が来ることもありますが、
慌てずいつも通りの自分で対応すれば大丈夫です!^ー^
圧迫面接がある!?【特別区採用面接】
区の中には圧迫面接を行うところもあります。
むしろ
近年、公務員の面接では圧迫面接が増えている傾向
にあるそうです。
しかし、面接官も好きで圧迫をやっているわけではなく、受験者の対応力を見ています。
私も内定を頂いた区の面接は、真ん中の面接官(男性)が
「終始、頰をついている」
「話し方が荒い」
など割と圧迫気味でしたが
「この人は普段は良い人のはずだ、今だけ頑張って圧迫役を演じているんだな」
と思ったら、怖さがなくなりむしろ終始笑顔で面接をすることができました(笑)
23区は入区日に辞令が出て配属先が決まりますが、
配属先の課長がなんと!!圧迫役をしていた面接官でした^-^
案の定、めちゃめちゃ良い人でした^0^
ということもあるので、圧迫面接気味だと思ってもそこで挫けない、
むしろ「圧迫役お疲れ様です!笑」くらいの勢いで行っちゃいましょう!!
圧迫だと思っても退かないことが大事!!
区面接の対策【特別区採用面接】
さて、ここまで区面接の形式や具体的な面接内容についてお伝えしてきました。
それでは区面接の対策をどのようにすれば良いのか、
私が実践したことを紹介していきたいと思います!
志望する区について知る【特別区採用面接】
面接を受ける区が自分の地元であればある程度のことは
知っているかと思いますが、そうではない方はほとんどだと思います。
もしかしたら、今まで全く接点がなかった区から面接の連絡が来ることもあります。
いずれにしても、区の面接を受けるからには
その区について知ることが重要です。
◯面接を受ける区の人口はどれくらいなのか
◯区の課題は何か
◯どのような施策を行っているのか
など事前に情報収集をする必要があります。
しかし、区の情報と一口にいってもたくさんの情報があり
それら全てを網羅することは不可能に近いです。
そこで、区の情報収集をする上で重要なことについては
以下にピックアップしておきますので参考にしていただければと思います。
また、自分がやってみたい仕事について各区が
どのような取り組みをしているのかも調べておくと良いでしょう。
情報収集のポイント |
●区の基本情報・・・区長の名前・性別、人口(昼間人口、夜間人口)、 |
あらかじめ、区の情報を調べておくことで、
◯区のどういうところに興味を持ったのか
◯なぜその仕事がしたいのか
についてきちんと言えるようにしておきましょう。
区の情報を知るためには?【特別区採用面接】
面接前に区の情報を知ることが重要だと言うことは述べました。
それでは区の情報をどのように集めれば良いのか、
以下に実際に私が区の情報を集めるために行ったことをまとめておきます。
【区について知る方法その1】区のホームページで調べる【特別区採用面接】
区のホームページ上には、
区の基本計画や基本構想などが載っています。
それを見ることで、これまで区が抱えている問題に対して
◯どのような取り組みをしてきたのか
◯今後どのような取り組みを行っていくのか
知ることができます。
また、区報を見ることで今まさに何を行っているのかも知ることができます。
【区の情報収集その2】区政会館に行く【特別区採用面接】
東京の飯田橋に東京区政会館という、
特別区の情報が保存されている図書館のような建物があります。
区政会館には区の基本計画や基本構想が紙ベースで置いてあり、
そこで読むことや購入することができます。
私は週に1〜2回、区政会館に終日籠って区の情報収集をしていました。
クーラーが効いているため快適です^-^
飯田橋駅から徒歩3分程とアクセスが良いので一度行くことをオススメします!
【東京区政会館アクセス】http://www.tokyo23city-kuchokai.jp/access.html
【区の情報収集その3】街歩きをする【特別区採用面接】
ホームページで情報収集をすることも重要ですが、
実際にその区を歩くことがとても大切です!
自分の目で見たり、実際の歩くことでホームページ上や
区報ではわからないその区のリアルを知ることができます。
また、面接時に区を散策したかどうか聞かれることもあり、
そこで街歩きしたことをアピールすることで
志望度の高さや熱意を面接官に伝えることができます。
街歩きする上で
●区役所
●本庁以外に支所がある場合は支所
●区の有名なスポット、観光地
は巡っておきたいところです。
私は防災対策に興味があったので、
災害が起きた際の避難場所である公園や、
避難場所の案内図が他言語対応かどうか、
また区内にある防災センターを訪れました。
区役所に訪れた際はすぐに帰るのではなく、
職員や来庁者の様子を見たり、
庁内の案内表示が分かり易いかなどに目を向けたりしましょう。
まとめ【特別区採用面接】
冒頭でもお伝えましたが、特別区は最終合格がゴールではありません。
最終合格だからといって気を抜いていると、
最悪採用漏れになってしまうこともありえます。
筆記試験から区の採用面接までとても長い戦いになりますが、
最後まで気を抜かず頑張ることで得られるものがあります。
受験生の皆さんにはなんとか最後まで乗り切っていただきたいです!
今回のこの記事が特別区を受験する方に少しでも参考になれば嬉しい限りです!