どうもAKGです!
大学受験生の諸君!
と思っていませんか?
確かに現代文は他の科目に比べて点数が伸びにくく、またどれくらいできるようになったのか実感しづらい科目です。
しかし、
「たとえ今現代文が苦手でもしっかりと対策をすることで苦手は克服できます!」
実際私も現代文が大大大の苦手でした。
漢字は漢検を取得していたこともあり、そこそこできていましたが、読解問題が壊滅的で、センター試験の過去問や模試の現代文は常に20〜30/100くらいでした。
そんな現代文が壊滅的だった私でも苦手なままにせず、しっかりと向き合い対策をすることで、
苦手科目⇒足を引っ張らない科目
まで克服することができました。
そこで今回は私が実際に使用していた参考書・問題集について紹介していきます!
現代文の入試は大きくわけて
◯漢字・語彙
◯文章読解
◯文学史
の3つのカテゴリーから構成されます。
それではカテゴリー別に紹介していきたいと思います。
漢字・語彙
漢字はセンター試験を始め、ほとんどの国公立・私立で出題されます。
出題数自体は現代文全体の1割ほどと、それほど多くありませんが、その1割を取れるかどうかが合否を分けます。
漢字は勉強をすれば必ず点数に結びつくので早い段階からしっかりと対策をすることが大切です。
と後回しにする受験生がたまにいますが、漢字は膨大な量があり、ギリギリで勉強を始めても間に合いません。
また、早い段階から対策をすることで漢字の勉強を習慣化することができます。
漢字は何回も反復することで身についていくものです。
1日20〜30問で良いので毎日解く癖をつけましょう。
また、漢字と同じく語彙力を上げるための勉強も不可欠です。
大学受験の現代文は文中で難しい語彙しばしば使用されています。
語彙力がないと文章を読んでいても何を言っているのかわからなくなってしまいます。
語彙力をつけることが文章読解の助けにもなり、読解力もあげることができます。
入試漢字マスター1800+
私が漢字の勉強で使用していた参考書は河合出版の
『入試漢字マスター1800+』です。
この参考書を使用していた理由は漢字の横に意味が書いているからです。
ただ漢字を覚えるのではなくその意味を知ることで語彙力の向上にも繋がります。
また、出題頻度順にA〜Cとランク付けされており、どの漢字を優先して覚えれば良いかわかるのもこの参考書の良いところです。
この参考書を網羅すれば、大学受験において漢字で困ることはまずないでしょう。
頻出現代文重要語700
私が語彙力を上げるために使用していた参考書は
桐原書店の『頻出現代文重要語700』です。
この参考書を使用していた理由は、
重要語が「評論」「随筆」「小説」と文章のカテゴリーで分けられており、自分の苦手なカテゴリーの重要語の勉強ができるからです。
私は評論文・小説分で使用される語彙が苦手だったのでその2つを集中して勉強していました。
また、練習問題もあり、アウトプットすることで語彙力が身についているのか確かめることができます。
「重要語700」とあるので700語しかないと思われがちですが、派生語など含めると1500以上の語彙が載っています。
この参考書1冊で現代文において語彙に困ることはまずなくなると思います。
漢字・語彙の対策でシナジー効果
よく
と聞かれますが、私はその問いに対して
と言います。
その理由として
◯漢字の勉強をすることで語彙力が身につく
◯語彙の勉強をすることで漢字の勉強にもなる
からです。
両方の勉強をすることでより効率的に身につけることができます。
文章読解
文章読解はセンター試験を始め、99.9%の大学入試で出題されます。
しかし、文章読解の勉強法がわからず、なんとなく解いている受験生が多いのが実情です。
私も現代文に一番苦手を持っており、そもそも読み方・解き方が全く分からず、いつも勘で解いていました。
その結果、初めてセンター試験を解いたとき、現代文の点数が25/100でした。。。
「これはまずい!」と感じ、苦手を克服するために、何よりもまずは文章の読み方・解き方を身につけ、その上で文章を読む必要があると思いました。
苦手意識を持っていた文章読解を克服した際に使用していた参考書について紹介していきます。
入試現代文へのアクセス−基本編−
現代文の苦手を克服するために私が最初に手を付けた参考書は
河合塾シリーズの『入試現代文へのアクセス−基本編−』です。
最初にこの問題集に手を付けた理由は3つほどあります。
文章の読み方・設問の解き方を学べる
この問題集は評論文中の「接続後」や「対比関係」、「具体例と筆者の意見」など本文の構造について詳しく説明されており、評論文の読み方を学ぶことができます。
当時何も知らなかった自分にとっては
「現代文はこうやって読み進めるのか!」
と衝撃を受けました。
解説が驚く程丁寧!
この参考書の最大の特徴は
『本文と設問の解説が別々になっている』点です。
たいていの参考書は設問の解説しか載っておりませんが、入試現代文へのアクセスは文章に対しても解説がついてます。
そのため文中で出てくるキーワードや対比関係、筆者の意見がどこに書いてあるのかわかるようになっています。
問題を解くことも大事ですが、文章を正しく読む力をつけることで今後どのような文章がでてきても対応できるようになります。
また、読解のテクニックについてもおり、
『接続後「つまり」のあとは筆者の意見がくる』や、逆説「しかし」の後は重要』など文書を読む際のテクニックについても教えてくれるので読解力を身につけることができます。
オラも帰りに買ってカエル!
語彙力が身に付く
入試現代文へのアクセスは本文の後に、文中の重要な言葉についてまとめてあります。
難しい言葉について分かり易く書いてあります。
この語句の意味を確認していく中で語彙力を身につけることができます。
入試現代文へのアクセス使用法
入試現代文へのアクセスの使用方法としては
ステップ1 自力で本文を読んで問題を解く
ステップ2 「語句の意味」で基本語句の意味を覚える
ステップ3 「本文の解説」を読む
ステップ4 「設問の解説」を見ながら答え合わせ
ステップ5 しばらく時間をおいてから復習
ここで
と言う人もいるかもしれませんが、
解説を読んだあとにもう一度解き直すことによって、読解力を身につけることができます。
そのため、問題集を1周して終わるのではなく最低2〜3周はしましょう。
マーク式基礎問題集 現代文
『入試現代文へのアクセス−基本編−』で読み方・解き方を学び、次は演習に特化した問題集で文章読解に慣れる必要があると感じました。
私が演習用として使用していた問題集は河合出版の
『マーク式基礎問題集 現代文』です。
マーク式基礎問題集 18 現代文 (河合塾シリーズ) 五訂版
こちらの参考書はセンター試験よりも易しめなレベルの問題集であり、センター試験の過去問を解く前の準備として活用していました。
また、他の参考書に比べて問題量が多いのも特徴であり、評論文10題、小説文10題の合計20題となっています。
たいていの参考書は評論文しか収録されていないのですが、評論文・小説文共に苦手だった私にとって、両方収録されている「マーク式問題集」はありがたかったです。
そして、解説が詳しく載っており、どのようにして文章を読めば回答にたどり着けるのかそのプロセスが書かれているため、現代文が苦手な方でも解説を読むことで読解力を身につけることができます。
私はこの参考書を解き終える頃には文章を読むことに慣れ、苦手意識をなくすことができました。
文章読解は読み方・解き方を身に付けてから!
上記で紹介した『マーク式基礎問題集』は解説も丁寧に載っていますが、あくまで演習用であるため、現代文の読み方・解き方をある程度を学んでから解くことをオススメします。
一番初めにこの問題集から手をつけると解けないことによりかえって苦手意識を持って可能性があります。
まずは、先ほど紹介した入試現代文へのアクセス–基本編–で基礎を身につけましょう!
文学史
文学史は、志望する大学の過去問を見て、数年出題されていないようであれば対策をする必要はありません。
志望する大学が決まっていない場合は時間に余裕があれば、対策をする程度で十分です。
文学史については参考書を1冊だけ紹介します。
テーマ徹底分析 頻出日本文学史
私が使用していたのは
『テーマ徹底分析 頻出日本文学史』です。
この問題集は現代文だけでなく古文・漢文の文学史も載っているため、
国語全体の文学史はこれ1冊で対策できます。
また、図を使って文学史の流れが解説されており、文学史の前後の流れも把握することができます。
そして、問題もついており、インプットだけでなくアウトプットもできるので繰り返し使用することで知識を定着させることができます。
文学史は知らなければ解けません。逆に知っていれば解けます。
文学史はせいぜい1〜2問しか出題されませんが、その数問で差がつきます。
文学史が出題される大学を志望する受験生は怠らずにしっかり対策をしましょう!
まとめ
今回は現代文のオススメ参考書を紹介しました。
初めにも言いましたが、現代文が苦手な受験生でも対策をすることで苦手を克服できます!!
今は苦手で思うように点数が取れないかもしれませんが、諦めずに地道に対策をしていきましょう!
自分を信じてみましょう!
次回は古文・漢文のオススメ参考書を紹介するので、少しでも受験生のみなさんの参考になれば幸いです!