どうもこんにちは!!元特別区職員のあっこです!!
この記事を読んでいる方はおそらく
●公務員を目指している方
●特別区を志望している方
●特別区の二次試験を控えている方
ではないでしょうか。
特別区ってどこの区がどんなことをしているのか、
1区ずつ調べるのはとても大変ですよね。
そこで!!
このブログ・記事では
元特別区職員の私・あっこが
23区それぞれの魅力や現在直面している課題について
各区が発行している「基本構想・基本計画」を参考にしながら
わかりやすく紹介しています。
今回は
杉並区編!!
ということで杉並区の基本的な情報から、魅力・現在直面している課題について
紹介していきます!
●杉並区を志望しているけど、よく考えたらあんまり知らない
●面接対策として、杉並区の魅力や課題を知りたい
そんな方はぜひともこの記事をご覧ください!
また、他の区についても紹介しているので、是非ご覧ください^ー^
この記事はこんな人におすすめ!! |
●公務員を目指しており、特別区を志望している方 ●特別区を志望することまでは決まったけど、どこの区を志望するか悩んでいる方 ●23区の魅力や直面している課題を知りたい方 |
【簡単プロフ】
●偏差値30台から早稲田大学に現役合格
●都心の第一志望区に入区するも1年で退職
●自転車で東北・北海道を周る

杉並区の基本情報・特徴(杉並区紹介)
杉並区の人口は約57万人で特別区で6番目に人口数が多い区になっています。
そして杉並区の面積は約34平方㌖で23区で8番目に広い区です。
杉並区は傾斜が少なく、徒歩での移動がしやすいことから高齢者が多く住んでいます。
また、阿佐谷や高円寺、荻窪駅など駅周辺に魅力的な商店街があり
買い物のしやすさ・物価の安さから家族に人気のあるまちとなっています。
杉並区オススメの公園(杉並区紹介)
太田黒公園(杉並区公園)
音楽評論家の太田黒元雄氏の屋敷跡を公園にしたもので、
氏の仕事部屋であった場所が記念館として保存されています。
また、茶室のある回遊式日本庭園もあり
季節ごとに花を楽しめる公園となっています。
下高井戸おおぞら公園(杉並区公園)
「大空のもと みんなのびのび 安全安心な広場」をコンセプトに開演された公園。
子ども遊びエリア、防災交流テラス、健康遊具の設置など
多目的に対応し、防災機能も備えている、
世代を通して交流ができる公園となっています。
柏の宮公園(杉並区公園)
柏の宮公園最大の特徴はその広さ!
面積がなんと4.3ヘクタールもあり、
区立公園としては最大規模の大きさとなっています。
東京ドーム(4.7ヘクタール)とほぼ同じ大きさ!
その広さから多くの家族連れが訪れます。
そして公園内には茶室も有料で貸し出しています。
杉並区が抱えている課題
【杉並区の課題】少子高齢化
本格的な少子高齢社会の到来を迎え、高齢者が暮らしやすい社会への備えを
進めるとともに、 若者や現役世代がいきいきと地域における様々な活動に参加する社会、
子どもを産み育てやすい 社会をつくっていく必要があります。
●世帯当たりの人数は1.90人から1.79人へと減少し、
核家族化や単身者の増加などによる世帯の小規模化が進んでいます。
●今後は急速な少子化や生産年齢人口の減少が見込まれ、また平成37年(2025年)にはいわゆ る団塊の世代が75歳以上になるなど、区民の年齢構成が変化していきます。
【杉並区の課題】変化する東京と杉並のまちづくり
時代の変化に対応した、より質の高い住宅都市としての発展に向け、
本格的なまちづくりが求 められています。
●これまで杉並区は、暮らしやすい良好な住宅都市として発展してきました。しかし、 今、 三鷹や中野駅などの周辺地域では、大規模な拠点整備など様々なまちづくりが進められています。杉並区においても、時代の変化に対応して、都市の魅力や活力を高めていく必要があります。
●地域の中では、商店街での空き店舗の増加や空き家率の上昇などといった
空洞化現象や、買い物など日常生活での利便性の低下も見られます。
【杉並区の課題】厳しい財政状況と区立施設の更新
厳しい財政状況の中で、必要な行政サービスを持続的に提供していくため、
さらなる行財政運営の効率化や区立施設の再編整備などを進めていく必要があります。
●高度成長期を中心に建設された多くの区立施設が建築後50年以上という
更新時期を迎えつつあり、今後、施設の改築や大規模改修などに必要な経費が急増していきます。
●今後は、区自ら不断の行財政改革に努めるとともに、東京都や国とも連携しながら区民サービスの向上やまちの活性化等の視点を取り入れた区立施設の再編整備を図っていく必要があります。
【杉並区の課題】大都市型災害への備え
「災害は必ず起きる」という認識のもと、
首都直下地震や都市型水害などへの備えを充実・強化する必要があります。
●今後、首都直下地震や東海地震などの大震災が高い確率で発生することが予想されている中で、杉並区には、低層木造住宅密集地域を中心に、大震災発生時の火災危険度が高い地 域があり、建物の耐震化や不燃化、狭あい道路の拡幅整備などをさらに進める必要があります。
●平成17年(2005年)に発生した集中豪雨で多くの浸水被害が出たように、杉並区においても、 いわゆる都市型水害対策が重要な課題です。
杉並区の将来像
杉並区は多くの課題を抱えている中
杉並区は以下の将来像を掲げています。
支え合い 共につくる 安全で活力ある 緑の住宅都市 杉並
そして将来像を実現するため、以下の目標を設定しています
①災害に強く安全・安心で暮らせるまち
②暮らしやすく快適で魅力あるまち
③みどり豊かな環境にやさしいまち
④健康長寿と支え合いのまち
⑤人と育み共につながる心豊かなまち
【目標1】災害に強く安全・安心で暮らせるまち(杉並区)
地震・風水害等の災害から人々の生命を守り、
区民生活や産業などが 維持・継続できるまちを築きます。
また、区民が共に支えあい、助けあう地域社会をつくり、
安全・安心に 暮らせるまちを目指します。
【10年後の姿】
●災害に強いまちの構造へ改良が進んでいる
・老朽化した木造家屋の建替えによる耐震化・不燃化や、災害時に拠点となる施設の耐震化が進んでいる
・災害時の避難や緊急車両の通行が困難な狭あい道路が減少し、まちの延 焼を防ぐオープンスペースの確保が進んでいる。
●災害時に被害を小さくするための取り組みが進んでいる
・災害時における情報提供システムや災害時要援護者支援の充実・強化、 医療救護体制の充実など、より減災の視点に立った地域の防災対策が進 んでいる。
●地域の防災力・防犯力が向上している
・日常生活の安心感や災害時の安全性を向上させる地域コミュニティと 人々のつながりがより強固なものになっている。
・自分たちのまちは自分たちで守るという区民の意識や行動力が高まって いる。
【重点的な取り組み】
倒れにくく燃えにくい、防災住宅都市づくり
●災害時に拠点となる震災救援所周辺をはじめ、まちの耐震化や不燃化、延焼遮断帯となる道路 及び沿道区域の整備、低層木造住宅密集地域の解消を強力に進めます。
●狭あい道路の解消や大規模なオープンスペースの確保に向けて積極的に取り組みます。
●災害時の緊急輸送や救助・復興を確保する広域幹線道路のネットワーク形成に向け、東京都や国への積極的な働きかけを行います。
いざというときの災害時要援護者への支援
●高齢者・障害者や医療を必要とする人、乳幼児を抱える家庭など、災害時要援護者を地域ぐる みで継続的に支える災害時の支援の仕組みを充実・強化します。
【目標2】暮らしやすく快適で魅力あるまち(杉並区)
誰もが住み続けたい、住んでみたいと思う快適で
利便性の高い魅力的なまちづくりを進め、 質の高い住宅都市を築きます。
また、地域の多様な特性に応じたにぎわいや
活力と良好な住環境が調和した居心地の良いまちを目指します。
【10年後の姿】
暮らしの核となる多様な拠点作りが進んでいる
●駅周辺など地域特性に応じたまちづくりが進み、まちのにぎわいと活力 が生まれている。
●人々の交流やつながりが深まり、多くの人が訪れたくなるような地域の 核となる多様な拠点づくりが進んでいる。
地域の特性を生かした産業・経済活動が活発化している
●医療・福祉などの生活支援産業やアニメ産業、ICT(情報通信技術)を活 用した情報関連産業などが成長している。それらを支える現役世代への 就労支援や地域の人材育成の取組みが進んでいる。
●文化施設や福祉施設などと連動した商店街の活性化や都市型農業の推進 など、地域の特性を活かした経済活動が活発化している。
【重点的な取り組み】
荻窪駅周辺まちづくりと多心型まちづくり
●区内最大の交通結節点である荻窪駅周辺地区については、南北分断の解消と都市機能のさらな る強化を図ることにより、 杉並の「顔」としてのまちづくりを積極的に推進します。
●駅周辺の整備にあわせて、商業の活性化や人々が集う催し、施設整備を図るなど、 各地域の特 性を活かした多様な魅力がある多心型のまちづくりを進めます。
誰もが移動しやすいまちづくり
●ユニバーサルデザインによるまちづくりとコミュニティバスなどによる交通アクセスの整備を 進め、誰もが移動しやすいまちづくりを推進します。
【目標3】みどり豊かな環境にやさしいまち
再生可能エネルギーの利用や省エネルギー・省資源対策の推進を通して、人と地球にやさ しい住宅都市を築きます。 また、豊かなみどりを守り育て、うるおいのあるまちを目指します。
【10年後の姿】
自然環境と人の営みが共存するまちの形成が進んでいる
●屋敷林や農地などの民間のみどり、街路樹や公園などの公共のみどり、 河川沿いの水辺環境を守り育み、それらをつなげたみどりのネットワー クづくりが進んでいる。
環境に関する様々な取組みや自発的な行動が盛んになっている
●誰もが環境の視点で考え、共に行動する意識と気運が高まり、区民、団体、 事業者が環境に関する取組みや行動を盛んに行っている。
【主な取り組み】
再生可能エネルギーの活用などによる環境住宅都市づくり
●環境にやさしい住宅都市を目指し、太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及・拡大や省エ ネルギー・省資源対策を強力に進めます。
みどりの拠点整備とネットワークづくり
●都市計画高井戸公園など大規模な公園・緑地の整備と、杉並の貴重な財産である屋敷林や農地 などの保全に取り組みます。
●これらのみどりのネットワーク化を図り、 うるおいのある都市環境を創出します。
【目標4】健康長寿と支え合いのまち(杉並区)
一人ひとりが自分の個性を発揮して活動できるよう、居場所とつながりがあるまちを築き ます。 また、すべての区民が孤立せず、共に支えあいながら、地域で安心して暮らせるまちを目 指します。
【10年後の姿】
健康長寿を支える取り組みが進んでいる
●誰もが気軽に参加できる様々な健康づくりの機会と場の整備が進んでいる。
●地域医療の体制や健康と安全に関する相談支援の体制が充実している。
いきいきと生活できる環境や仕組みが整ってきている
●区民が、年齢や心身の状態にかかわりなく、能力や状況に応じて自分の 力を発揮し、それが個人の健康長寿や地域コミュニティの形成につながっ ている。支援が必要な人に対する安心の仕組みが整ってきている。
●高齢者や障害者など介護や援助が必要な人も、家族がいる人もいない人 も、地域で安心して暮らしていける仕組みづくりが進んでいる。
【重点的な取り組み】
地域で孤立することのない仕組みづくり
●一人暮らしの人や隣近所とのつきあいが少ない人でも孤立せずに安心して日常生活を送れるよ う、従来の地域での地縁的かかわりに加えて、同じ興味や関心によるつながりを重視し、区民 が様々な縁によりつながる仕組みづくりを推進します。
安心の在宅生活を支える医療・介護基盤の整備
●医療・介護・福祉の連携により、病院や施設から在宅につなげる仕組みづくりを推進するとと もに、地域での生活を続けられるよう、地域ぐるみで支える在宅サービスの充実や施設整備を 図ります。
【目標5】人を育み共につながる心豊かなまち
地域における多様なつながりの中で、
心豊かで自立心を持った「次代を担う人」を育むまちを築きます。
また、誰もが文化・芸術や生涯学習・スポーツに親しむことのできる
環境を備えたまちを目指します。
【10年後の姿】
子どもたちの心豊かな成長を支える学習環境が整っている
●一人ひとりの子どもの成長や発達段階に応じた質の高い学習環境が整っ てきている。
●子どもたちの成長を支援する家庭・地域・学校の連携・協働が進んでいる。
文化・芸術や生涯学習・スポーツに親しむ環境と仕組みづくりが進んでいる
●誰もが世代や性別、国を越えた様々な人々とかかわる中で、 文化・芸術 や生涯学習・スポーツに親しんでいる。また、それらの経験・成果を循環・ 継承する地域社会づくりが進んでいる。
●若者や現役世代が意欲的に地域における様々な活動に参加できる環境が 整ってきている。
【主な取り組み】
子どもの成長と学びへの切れ目のない支援
●一人ひとりの子どもの成長・発達や家庭の状況に応じて、必要な支援を切れ目なく受けられる ようにします。
●家庭・地域との連携・協働のもと、子どもの学びの連続性を重視するとともに、個に応じたき め細かな対応で、質の高い学校教育を推進します。
文化・芸術や生涯学習・スポーツの基盤と環境の整備
●杉並に暮らし、集うすべての人々の学びと活動・創造・発信の場として、 文化・芸術や生涯学 習・スポーツの振興に向けた基盤と環境の整備を進めます。
【杉並区の魅力&課題】終わりに
今回は杉並区の基本情報や取り組みについて紹介しました。
公園数や豊富な商店街から住みやすいと言われている杉並区。
本記事が杉並区を志望している受験生に少しでも役に立てば幸いです。
また、他の区についても紹介しているのでそちらもぜひご覧ください。
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