【公務員についてわかりやすく解説】え!?公務員ってこんなに種類があったんだ!

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どうもAKGです!

将来の日本が不況になることを見越してでしょうか、近頃自分の身の周りで
「公務員になりたい」という声を聞きます。
しかし、公務員になりたいと言っても、

◯公務員にはどんな種類があるのか
◯どうすれば公務員になれるのか
◯いつから、どのように勉強すれば良いのか

など分からない方も多いのではないでしょうか。

そのような方々のために、実際に公務員試験の勉強をした私AKGの経験に基づき解説していきたいと思います!!

*本記事は大卒程度・事務職の試験を受験する方を対象としている点をご了承ください。

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国家公務員と地方公務員

公務員と言ってもその種類や業務は様々ですが、全ての公務員に共通していることは経済的な利益ではなく、公共のために職務を行うという点です。

民間企業は会社の利益のために働きますが、公務員は利益ではなく公共のために働くという点で大きな違いがあります。

そして、公務員は大きくわけて「国家公務員」「地方公務員」に分かれます。その違いについて説明していきます。

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国家公務員とは

国家公務員とは、国の事業や国民全員に関わる仕事をしており、
各省庁、国会、内閣、裁判所などの国家機関に勤務しています。

国や国際社会を視野に入れた企画の立案などを行うなど仕事のスケールは大きなものになります。
国家公務員の職種には以下のようなものがあります。

国家公務員
国家総合職・国家一般職・法務省専門職員・国税専門官・財務専門官・裁判所職員・労働基準監督官・国立国会図書館・食品衛生監視員・航空管制官・衆議院事務局職員・衆議院法制局職員・参議院事務局職員・参議院法制局職員・外務省専門職員・防衛省専門職員・自衛隊幹部候補生 など

各職種の具体的な業務については以下をご覧ください。
http://careergarden.jp/kokkakoumuin/

国家公務員の場合、国内だけに留まらず、海外勤務もあり幅広く活躍することができます。国内でもエリア採用が多いので数年単位で転勤もあります。

地方公務員とは

地方公務員とは治安・消防・交通・教育など、地域の生活に関わる職種のことであり、役所や学校などに勤務します。

地方公務員は国家公務員と比べて地域住民との距離が近く、採用された自治体でまちづくりや、福祉、産業など様々な分野に携わることができます。

地方公務員の職種には以下のものが挙げられます。

地方公務員
都道府県職員・市町村職員・警察官・消防士・教職員・国立大学法人



海外勤務や、転勤が多い国家公務員に比べて、
地方公務員は、基本的には採用された都道府県や市区町村で勤務することになります。

市区町村であれば、その地域で勤務することになるため転勤などはありませんが、都道府県で採用された場合は、例えば東京都でも23区から奥多摩、小笠原諸島まで東京都であるため非常に広範になります。
東京都の職員になったからといって必ず都庁で働けるという保証はありません。
東京都の職員で都庁で働ける人の割合は全職員の3割と言われています。
残りの7割の職員は都の学校事務や税務署などに勤務することになります。

私のゼミの同期の彼氏は、小笠原諸島に転勤になりなかなか会えないと言っておりました。。。


以上のように、一口に公務員と言っても様々な職種があり、職種により業務が異なります。

公務員の違いについて説明しました。
では次は「どうすれば公務員になれるのか」について説明していきます。

ふむふむ、地方公務員でも都内や県内で異動があるのか〜


 

どうすれば公務員になれるのか

公務員になるには各団体が実施する採用試験に合格する必要があります。

採用試験は実施する団体によって内容や受験資格などが異なりますが、
筆記試験+面接試験が行われます。

この筆記試験と面接試験を乗り越えると採用されその団体の職員として働くことができます。

筆記試験については以下の記事で説明しますが、面接試験について後日別の記事で改めて書きます。

筆記試験について

筆記試験はほぼ全ての団体で課される試験であり、最初の関門は筆記試験を通過することです。

どんなに公務員になりたいと思っていても、まずは筆記試験に合格しなければなりません。
そして一次試験に合格するのも決して簡単なことではなく、ほとんどの場合、20科目ほどの勉強をしなければならないためしっかりとした対策が必要となります。

一般的に筆記試験は「教養試験」「専門試験」「論文試験」が課せられます。

試験によっては専門択一試験がない場合や、専門記述試験や適性検査が課せられるケースもありますので、必ず受験先の要項で確認しましょう。

以下で、教養試験、専門試験、論文試験について説明します。

教養試験

教養試験は、公務員試験独自の一般知能分野(数的処理・文章理解)と、主に中学・高校時代の学習内容である知識分野(人文科学・自然科学・社会科学)から出題されます。

それぞれの科目は以下のようになります。

一般知能
数的処理・・・数的推理・判断推理・資料解釈
文章理解・・・現代文・古文・漢文・英文

「文章理解」は現代文や英文の長文を読解するものであり、センター試験レベルと言われています。

「数的処理」は数的推理、判断推理、資料解釈に分類され、
数的推理:小中学校でやった算数
判断推理:パズルや図形的な問題
資料解釈:与えられた資料を読み取り正しいものを選ぶ
というものです。

数的処理はどの試験でも必ず出題される上に出題数が一般試験の6〜7割を占めるため、非常に重要な科目です。
しかし、苦手とする人が多くやっかいな科目でもあるため、早めにしっかりと対策していくことが必要となります。

私は文系だったので数的処理はかなり苦労しました。

一般知識
人文科学・・・世界史・日本史・地理・思想・文学・芸術
自然科学・・・数学・物理・科学・生物・地学
社会科学・・・法律・政治・経済・社会

 

一般知識は難易度としてはセンターレベルと考えてよいでしょう。
大学受験でどれだけ勉強したかが、ここにかかる労力の差となって現れてきます。

「一般知識は暗記が中心となってくるため、勉強を始めるタイミングも一般知能よりも遅めで大丈夫です。」
という人は多数派ですが、知能分野が苦手な方は知識分野の対策を早めに始めることをオススメします。

私は一般知識の数的処理の苦手を補うため一般知識の勉強を早めに始めました。

もちろん全科目やる必要はありませんが、それでも科目が膨大なため、他の重要科目をいかに早めに終わらせることができるかがポイントとなります。

専門試験

事務職の公務員試験の場合、専門択一試験は法律系、経済系、行政系に分けることができ、それぞれの科目は以下のようになります。

専門試験
法律系・・・憲法・民法・行政法・刑法・商法・労働法
経済系・・・ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学・経営学
行政系・・・政治学・行政学・社会学・国際関係・社会政策

科目の膨大さに驚いた方もいるかもしれませんが、すべての科目が出題されるわけではありません。受験先の出題数や科目を確認して対策をしましょう。

専門択一試験は主に大学で学ぶ科目となるため難易度は比較的高く、しっかりとした対策が必要となります。

出題科目は多いですが、どれも重要な科目というわけではなく、個人的に特に重要だと思うのが憲法、民法、行政法、そしてミクロ経済学です。

これらの科目は専門試験が課される試験であれば必ず出題され、かつ出題数も多いため公務員試験を突破するためには必ず対策しておかなければなりません。

教養科目についても言えることですが、出題科目が少なかったり、そもそも出題されない科目もあるため受験先の試験情報を確認し、どの科目が何題出題されるか確認し、重要な科目から勉強するようにしていきましょう!

また、中には「法律系は法学部が有利で、経済系は経済学部が有利だ!自分はそのような学部じゃないので不利だ!」という人がいます。
確かに、法学部では憲法や民法などの法律系の科目を必修でやっていたりするのである程度前提の知識があるかと思いますが、それが合否を左右する訳ではありません。
現に私は「人間科学部」出身であり、法律も経済もやっていませんでしたが、無事合格できました。
公務員試験に関係しない学部であっても十分合格できるので諦めずにいきましょう!!

自分の学部は関係ないんだなあ〜〜


論文試験

論文試験は受験生の「考察力」「論理力」「表現力」などが試される試験です。
文字数は800〜1500文字、時間は60〜90分で行われるのが一般的です。

出題テーマは、国家公務員・地方公務員ともに「行政課題型」というものが多いです。

◆行政課題型の内容
「ワークライフバランス」「◯◯市の魅力・課題」「災害対策」
「ユニバーサルデザイン」などのテーマについて国や自治体としてやるべき対策を述べる。


自治体によっては「自己PR型」「志望動機型」といった形式も出題されます。

◆自己PR型
「自分の強み・弱み」「これまで主体的に取り組んできたこと」
「努力した経験」など今までの自分の経験やそれを職員としてどのように活かすかについて述べる。

 

◆志望動機型
「どうして◯◯市を志望したのか」「◯◯県でやりたい業務」「災害対策」など、その自治体を志望した理由とその自治体で行いたい業務について述べる。


さて、公務員になるためには筆記試験を突破する必要があることが分かっていただけたかと思います。
では、筆記試験をいつから、どのように勉強すれば良いのかを最後に説明します。

いつから、どのように勉強すれば良いか

いつから勉強を始めるか

勉強を始めるタイミングとして「早ければ早い方が良い」という意見が多数派かと思いますが、私の個人的な意見としては試験の1年前から勉強すれば十分だと思います。
大学1〜2年のときから勉強する人もいると思いますが、性格にもよりますが2〜3年も勉強していると途中で飽きてしまい前にやったことを忘れて結果的に落ちてしまうこともあります。

実際、私も大学3年の6月から勉強を始めました。

なので、大学1年や2年の間はしっかりと遊んだり、部活やサークル、バイトなどの課外活動を行いましょう!!
その経験が、後日記事として書く面接対策に重要となってきます!

どのように勉強するか

ではいざ勉強を始めようとしたとき
①予備校に通うべきか
②独学でいくか

迷う方もいると思います。参考までに私が思う予備校の長所・短所、独学の長所・短所について記載します。
 
【予備校の長所・短所】

長所 短所

◯洗練されたテキスト・問題集を
 手に入れることができる
◯試験の最新情報を提供してくれる
◯わからないところを講師に聞くこ とができる
◯自習室が使い放題

◯お金がかかる
(30〜40万ほど)
◯自分の好きなように勉強で きない
◯講師に当たり外れがある


【独学の長所・短所】

長所 短所

◯お金があまりかからない
◯自分の好きな教材を使える
◯自分の時間を思い通りに使える

◯試験の情報を自分で入手しないといけない
◯何から始めて良いかわからず、試験勉強開始時につまづく
◯計画性、根気のない人は続かない


上記のように予備校・独学共に長所・短所がありますが、個人的には予備校に通うことをオススメします。
お金はかかりますが、テキストや問題集、講師の説明など、それに見合うような対価をゲットできるからです。

実際、私は初めの1〜2ヶ月は独学でやっていましたが、経済学を勉強し始めた頃から独学に限界を感じ、予備校に通い始めました。

もちろん膨大がお金がかかるのでしっかり親と相談することが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これから公務員を目指す方などのお役に立っていただければ幸いです。
公務員試験については今後も記事を書いていくので興味のある方はご覧下さい!!

それではまた!!


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